何故こころは時間を創ったのか?ネアンデルタール人からの手紙その11


【何故こころは時間を創ったのか?】
 
第2章
 
ネアンデルタール人からの手紙』
 
その11
 
[ 能力とは制約(制限)のこと?]
 
「なかなかテンポよく手紙を書き進めることができない・・・
 
というか『君たちの言葉』にならないということ。
 
つまり私たち(ネアンデルタール人)の知恵を君たち
 
ホモ・サピエンス)の枠に入れないと君たちは理解で
 
 きないからだ。
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
(もちろん[ 枠 ]とは[ 言葉 ]のことだ。なんせ君
 
 たちは「2分先の我が身の心配で頭の中がいっぱい」
 
 な状態を「能力」と呼ぶ種なのだから・・・)
 
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
[ 言葉 ]こそが我々をホモ・サピエンスたらしめた!
 
 と言っている君たち!!それを否定まではしないけれど
 
「能力って制約を伴うというか、制約そのものでもある」
 
 ってことはなかなかホモ・サピエンスのまっただ中にい
 
 ては分からないだろうね。
 
 『能力とは制約のこと?』[言葉]はその最たるもの
 
 ではないのかな?
 
  言葉は君たちにとっても「能力やツールであると同時
 
 に強烈な制約でもある」
 
  ってどこかでは分かっているよね?
 
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
 
「『言葉が制約となるって??それは外国語のことか?』
 
 という疑問が当然出てくるだろうね。
 
確かにそれもある
 
 言語が能力だといっても外国語が理解できない場合、
 
 それは能力でなく逆に壁になる
 
 しかし、もっともっと大本の話をすると、そもそも君
 
 たちは言語を使いこなせる能力を持ったホモ・サピエ
 
 ンスはその有能さゆえ、言語を持たない他の種より優れ
 
 ていると思い込んでいないか?
 
でも、そんな君たちも
 
・・・・・・・・・・・・・・・・
 
『言葉にならない思い』とか
 
『言外に匂わす』とか、
 
 なにか言葉以上のものによって構成されている
 
 ものごとを感じている
 
          ・・・・・・・・・・・・・・・
 
そんな風にせっかく感じ取っているのに・・・
 
言葉にならないものコトの発展形として『言葉』
 
があるかのように思ってしまっていないか?
 
一度イメージしてみてくれ
 
『言葉は能力どころか制約とすら呼べるのかもしれない?』
 
と思ってみる価値はあるよ!
 
(しかし、これも言語によってしか
 
 「思ってみる」ことができないっていう自己矛盾を抱
 
 えているのが又君たちでもある・・・)

何故こころは時間を創ったのか?ネアンデルタール人からの手紙特別編

「葛藤こそ、脳みその電源なのかも」

(何故こころは時間を創ったのか?
ネアンデルタール人からの手紙特別編)

さて、24時間ぶりに、ネアンデルタールに登場

してもらうことにします

今日は昨日のように主客が逆転しないよう、制御

しながら書きたいと思います

それでは・・・

マトリックスをご存じだろうか(まあ2と3は

まったくの蛇足であったが・・・)どうしてああ

いう映画が一世を風靡するのか?君は知っている

か?

(私はあれで、君たちホモ・サピエンスの脳みそと

 君たちのBADYの関係がやっとのみこめたよ)

一世を風靡する映画の秘訣はそれが君たちの脳みそ

で起きていることのコピーだってことだろうね

つまり、君たちは脳みそにとって人間乾電池とあま

り変わらない関係だってこと

君たちの研究で、脳みそはせいぜい15%程度しか

使われていないとか、つい最近ではDNAの98%

は使われていないとか・・・これが何を意味してい

るかおぼろげに想像はつくのじゃないかい?

そして、人間内人間乾電池の活性の為に必要なのは

君たちが「葛藤」と名付けた心の動きだろうね

マトリックスでは、なんと人間をカプセルで培養し

つつ、夢の中で葛藤を最大起こさせるように複雑な

人間関係の中に置いているじゃないか!!

どう考えても、君たちが脳みそに必要とされている

「葛藤」という心の動きとイコールとしか思えない

いかがかな?

更に付け加えさせていただくなら

【過去の悔いや未来への不安からくる葛藤】と思っ

ているが、全くその逆で、

【君たちは脳みそから葛藤を求められているから

 過去や未来を想像して、葛藤を創り上げるよう

 仕組まれている】んだってこと・・・かもよ・・・

ここまで読んで、ちょっとでも「あれ?」って思っ

たのなら

また明日にでも続きを読んでくれ

では、よき眠りを

なぜ心は時間を創ったのか? 第2章-(2) [ ネアンデルタール人からの手紙 ] ⑤

【何故こころは時間を創ったか?】

第2章
ネアンデルタールからの手紙⑤

今回は「映画
NEXTをご覧になった方限定で」

お話します

ご覧になってからお読みください

・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・

では始めます

この映画で君たちホモ・サピエンス

の頭の中がやっとわかったよ

いつもぶつぶつと私たち(ネアンデル

タール)に分からない吠え方をして

いた君たち・・・

 

いったい何を吠えているのか?

目の前に吠えるものが何もなくても

なにやらぶつぶつ吠える・・・

 

その理由がこの映画に描かれている

ってわけだ

 

つまりそれは

「2分先の我が身の心配」で脳みそ

が一杯になってた訳だ!!

 

これを君たちは「能力」と呼んでい

るとか・・・

 

でも、この先は君の中のネアンデル
タールを呼び覚まして読んで(感じ

て)欲しい

 

つまり
「2分先の我が身の心配」で脳みそ
が一杯になってる

ことを「能力」と呼んでいる・・・

そんな、ホモ・サピエンスには、お
そらく考えも及ばないから

 

逆に私は自分の中のわずかなホモ・
サピエンスのDNAを駆使して、
この手紙を書いている・・・

 

 

もちろんデニソワ人のDNAが4%
ある方は、いっそう読みやすいかも

結論から言うと

 

 

ホモ・サピエンス
【選択の自由】と名づけているもの
 それこそが、【時間】なんだって
 こと』

 

 

そして、その自由は

「選択しなかった方を想像する力
 のことを言っている」ってこと

 

 

この視点で、『NEXT』を観ると

「選択」することとは
「2分先の選択しない方を想像する」
ことだって分かる

 

そのことを「選択の自由」と名付け
ている訳で・・・

考えてもみなさい
「選択しなかった方を想像すること
 が全くできなかったら、選択した
 かどうか?も分からない」

 

つまり、【時間】とは選択の余地の

こと

もし、選択の余地が無いのなら

【時間】としての意味をなさない

 

そうではありませんか?

【何故こころは時間を創ったのか?】第二章の4

【何故こころは時間を創ったのか?】

第二章

ネアンデルタール人からの手紙』
その④

この手紙を読み進めてもらう前に少し

君たち(ホモ・サピエンス)に分かっ

ておいて欲しいことがある・・・

それは、君たちと私たち(ネアンデル

タール)には、区別なんて無かったっ

てことだ

背が高いとか、ひたいが出っ張ってい

るとかの違いはあったが、結果的に今、

種をつないでいる君たちをホモ・サピ

エンスと呼び、居なくなった私たちを

ネアンデルタールと君たちが名づけて

いるに過ぎない・・・

それは、私たちのDNAが2%も維持

され続けていることからも分かるだろ

うが・・・


君たちは、不思議な種だ

あるとき、大量に死に始めたのだ

何もせず、食べることもせず・・・

まるで生きることを「無意味」だとで

も思ったかのように・・・

生まれて
14年ほどたつと、ただ死んでいった

のだ。


その中で、また不思議な一団が現れた

これは少し・・・私たちネアンデルタ

ールからは言いにくい品の無いことな

のだが、


君たちのある一団は毎日交尾し始めた

のだ


そしてその一団だけは、死ななかった

もちろん、私たちネアンデルタール

子孫を残すために必要な時期に交尾し

たのだが、君たちは「自分が生きるた

め」に交尾をし始めたようだった

そして、そういう一団だけが今も生き

延びている訳だ


種を残すための交尾をつつましくして

きた私たちネアンデルタールではなく、

自らが死なない為に四六時中交尾をし

つづけた君たちが今も生きながらえて

いる・・・



つまりこういうことらしい・・・

肥大し過ぎた脳はどうも「死にたがる」

らしいのだ

それをとどめることができるのはあく

ことのない交尾と時間というマジック

・・・つまり・・・

「明日がある」という「言葉」f:id:namacokuchibiru:20140924071924j:plain

何故こころは時間を創ったか?

私たちは

どーゆう訳か

個というものを

物理的また肉体的に

強く意識する

確かに、個が生命や思考の

閉じた単位だと考えることは

一見、理にかなっているよう

に思える

しかし、 

それは実はグラデーション

くらいの個別性しかない

いってみれば、

熱いお風呂に

人型の冷たい水を入れた程度の

区別しかない

そのお風呂は無限大に大きく

その人型の冷水は、時を超え

て無限個入っている

あなたは
宇宙のひとつの
グラデーションに
過ぎない

何故こころは時間を創ったのか?2の3

何故こころは時間を創ったのか?

第二章



映画「2001年宇宙の旅」を知って度胆を
抜かれた

敵対するサルの群れ・・・

映画では、遠慮してサルとして描かれて
いるが

実のところ、このものがたりは私たち

彼ら(君たちだよ)(ホモ・サピエンス)の話なのだ


骨を武器にしたサル(君たち)が他のサル

(私たち)をたたき殺すのだが・・・


この物語を創ったのは「やった側サル」

ではなく、「やられた側のサル」だと

私たちにはすぐに分かるからだ

何故分かるのかは、最後に記す

骨を武器とし、同じ種であるサルを殴る時、

やった方のサル(君たち)が何か言っているが

何を言っているのか私たちは知っている


ぶん殴りながら

ふたこと目に

「これは明日の私の分」と言って殴って

いる

つまり、今生きるために相手を殺すだけ

ではなく「明日も生きながらえる、明日の

自分の為にお前を殺す」と言っているのだ


やられたサルの方には、もともと明日も

あさってもない

「永遠という一瞬」の中で生きているからだ

そして
やった側のサル
(君たち)は

もう
「永遠という一瞬を信じられず

永遠に来ることの無い明日の為に自分以
外の何かを殺す」

という行動へと突き動かされ続けること
になった


彼ら(君たち)が手に入れたのは、武器

ではなく、「自分の明日の為に相手を殺
してもいいんだ」というロジックなのだ

そして

なぜ、このものがたりは「やられた側の
サルにしか創れないかって??


それは

ホモ・サピエンスの中に遺された2%の

ネアンデルタール人のDNAのことを思
い出せば分かる


『一瞬という永遠を描き切れる程のアー
ティストの血は間違いなく我々ネアンデ
ルタール人がなせる
技だから』だ


残念だが、我々の血が一滴も混じっていな

い純粋のホモ・サピエンスには、真の芸術

は創りようがない

Have a nice day.f:id:namacokuchibiru:20140907133851j:plain

なぜ心は時間を創ったのか? 第2章-(2) [ ネアンデルタール人からの手紙 ] ②

なぜ心は時間を創ったのか?

第2章-(2)

ネアンデルタール人からの手紙 ]

我々ネアンデルタール人は武器といって

もせいぜい手斧しか持たず、マンモスに

f:id:namacokuchibiru:20140716222952j:plain

も直接向かっていった

だから

格闘の結果、死ぬことも多かった


一方器用な彼ら(君たち)は投げ槍を造り

「直接獲物に向かうことなく、離れて獲

物を仕留める方法をあみだした」

 

と言われているがそれは嘘だ!!


彼ら(君たち)が仕留めたのは、マンモス

ではなく、

『私たちネアンデルタールだったのだ!』


つまり、手斧でマンモスを仕留めた我々を

仕留める為に投げ槍を使ったのだ

『横取りだ』


彼ら(君たち)お得意の大脳でちょっと考

えてもらえば分かるが、

「あんな投げ槍でマンモスを仕留められる

訳はない」からだ


なぜ我々は投げ槍を創らず彼ら(君たち)

は創ったのか?


その謎についてもこれから記すことにする